ラティオキとモンパの比較

チベットからラティオキが入るという話を聞いて、本当にラティオキならラッキーだけど産地がアルナーチャルとの国境近くならモンパじゃないの?と思ってました。

実際、先に入ったWDの写真を見ても特徴がわかりずらく、どうなんだろう?と・・・。そう思っていた人も多かったですけど。

しかし、産地はガントクの隣でアルナーチャルとは離れてるし、モンパは生息しない地域とされている事から半信半疑でオーダーしましたが、実物見たら直ぐにラティオキだと確信できました。

小さい個体だから写真では分かり辛いですね。できるだけ分かり易い様に撮影してみました。


左:ラティオキ 右:モンパ

ラティオキとモンパ

 

左:チベット産ラティオキ

右:モンパオオクワ

大顎付根の形状、内歯の位置と角度が異なる。

又、大顎が張り出して伸びるラティオキに対し、モンパは大顎が湾曲する感じ。

画像をクリックすると拡大出来ます。

 


チベット産ラティオキWD

モンパオオクワ

並べてみるとわかりやすいですね。

内歯の位置も根元近くに付くラティオキに比べ、モンパは真ん中付近に付く事がおわかりいただけるでしょうか?

内歯の出る角度も異なります。

又、ラティオキは大顎根元が太く張り出し伸びるのに対し、モンパは細くて湾曲している感じが伝わると思います。

 


ラティオキ同士のネパールメチ産とチベット産も比較してみますが、ネパール産はWDより大きいので特徴が更にはっきりしてます。

ネパールメチ産ラティオキ32ミリ

チベットYadong産ラティオキ26.5ミリ