パスコアリB-LINEから極太が蛹化しました。
太さはF3種親を余裕で超えてるかと思いますが、またしても1年1ヶ月で蛹化してしまいました。
せめてあと2~3ヶ月位引っ張れてたら・・・と悔やまれますが仕方ないですね。
それでも、幼虫期間1年程でこれだけの太さとサイズですので、この個体の可能性には、かなり期待しています。
蛹自体、特段問題はなさそうなので無事羽化してくれるものと勝手に思い込んで、種親確定です。
現段階では、B-LINEのみが蛹化してきておりサイズは様々ですが、細い個体は出ておらず形に関しては、かなり固定できた様に感じています。
この個体も、無添加のカブトマットで飼育しましたが血統の背景がしっかりしていれば添加剤入りのマットでリスクを取るより、無添加のマットで羽化率を上げた方が結果は良い様に感じました。
パスコアリに関しては、将来の血の入替用として別血統を1ライン飼育してましたので、わかりやすいように比較してみます。
左が本個体(RSP-B-LINE)で、右が別血統の個体です。
両方とも同年に日本に入荷した個体からの累代ですが、左はF4・右はF3です。
環境・餌は全く同じですが幼虫期間は左が1年1ヶ月で、右は2年4ヶ月と倍以上違います。
右の血統はF2、F3と2代見てきましたが、どれだけ頑張ってもこんな感じの個体しか羽化しませんので血の入れ替えは諦めて、全て手放しRSP1本に絞る事にしました。
以前は、ヘラクレス系は近親交配に弱いと言う様な事をよく耳にしてましたが、現段階では累代弊害等は全く感じていませんし、せっかくここまで固定できてきているので、当面は血の入れ替えはせずにインブリを守っていこうと思ってます。
もし、WDが入荷したら話は別ですけど・・・
敏腕ブリーダーの皆様、ヘラヘラの次はパスコの極太に挑戦してみませんか?